うずうず日記

ヒメウズラさん達と一緒に暮らしてます!!

旅立ち うろ子♀

 

 

少し遡ります

 


2018年10月23日

 

いつものように朝、小屋の暗幕を開け

おはようの挨拶

 

うろ子のお尻から赤いものが出てた

自咬し、血だらけになっていた

 

異常事態になって早めに気づけたのが幸いしてからか

私のうろたえとは別に 

うろ子は思ったより元気だった

 

病院に行き処置 

また再脱出しないように肛門を縫ってもらった

 

 病名は

 

排泄腔脱

 

 

3週間後

1週間毎の通院も終わり、その後の卵も普通に産んでました

今までと変わらない生活に戻ってました

 

 

鳥さんのメスは生殖器関係の病気で亡くなるケースが多いです

メスに生まれた宿命かもしれない

卵を産むことは、自分の命を削って新しい命を生み出します

子孫に託して寿命を分け与えてるのかもしれない

尊いこと。輝かしいことです

 

 

それから2か月になろうとする頃の

2018年12月16日

 


朝、いつものようにそれぞれの小屋にいる子達に挨拶

 


うろ子の小屋で見た光景

血がそこら中についている

咄嗟に出血量が多すぎだと感じました

 

旦那の松子の体にも、うろ子の血が付いている

おそらく 明け方までくっついて温めてくれてたのでしょう

 

 

うろ子は 毛を膨らまし
目をつぶり辛そうにしている

 

 

明らかに以前とは違って苦しんでる表情

 

 

肛門付近を見るとヒモのようなものが出てる 

排泄腔だけじゃなく、卵管も飛び出してる

 


震える手で ふゆ子の通ってる動物病院に電話

(以前に うろ子が行った病院は完全予約制。緊急で、しかも朝は難しい)

 

 

車で移動する時も

うろ子はかなり弱ってる

手術に耐えらえるんだろうかと脳裏をよぎる

 

 

助かる確率は 多めに見ても3割あるかないかと思った

 

 

だけど、3割あれば まだ大丈夫 助かる

自分に言い聞かせ

車の中で、何度もうろ子に話しかけ、祈りました

 

 

 

 

病院では、最善の治療をして下さいました

ですが、待合室で待っていた私は急に呼び出され

 

 

処置の途中で うろ子の容態が急変したと。。

 

 

入った処置室は

酸素を吸入させてたにせよ、あまりにも寒々とした場所でした

 

 

なぜ温めないんだ!

こんな低温では 弱ってる体が更に弱るんじゃないのか!?

咄嗟にそう感じましたが

 

 

ふと我に返り

「ここは病院だもんね・・」と。。。

 

 

うろ子は目を閉じて横たわり うっすら口を開けている

酸素を送り込まれてはいましたが

 

 

見るからに危篤状態でした

 

 

医者がこの後の処置はどうするか?と聞かれましたが

私は 無機質な病院ではなく慣れ親しんだ家

うろ子の旦那さんがいる傍で看取りたいと思い

 

 

すぐに連れて帰る事にしました

 

 

カイロを敷いた布の上で温め、暖房をガンガン入れながら

帰りの車の中で ずっと話しかけた

赤信号で様子を見る間も

どうにか間に合ってくれ と願いました

 

 

うろ子は朦朧としながらも頑張ってくれてました

 

 

家に着き、急いで旦那さんの松子のもとへ

 

 

それから数分後 

まるで、家に着いて安心したかのように

 

 

うろ子は静かに息を引き取りました。

 

 

 

臆病な性格だった うろ子

でも ご飯の時は私に寄ってきてくれたね

前に 最初の排泄腔脱で病院にお世話になった頃から

だんだん私に心を許してくれて、触っても大人しくしてくれてたよね

撫でると目を閉じて気持ち良さそうに寛いでくれてたね

食いしん坊で、まるまるとふくよかだった ウロコ模様の うろ子

忘れないよ

 


享年 1年7か月

 

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ありがとう うろ子
また 会おうね